前回に続き、パプアニューギニア バードエクスペディション|世にも不思議な極楽鳥とニワシドリたち ツアーレポート④です。
今回はオプショナルツアーとして、インドネシアとの国境に近い地域を訪れました。
これまで訪れたエリアとは環境も大きく異なり、ここでもニューギニアならではの個性的な鳥たちを数多く観察することができました。
また今回は鳥だけでなく、現地の村に宿泊し、そこで暮らす人々の生活や文化にも触れることができました。
ツアーレポート④では、そんな旅の中で出会った鳥たちと、村での滞在の様子をご紹介します。
ヤシオウム(英名:Palm Cockatoo、学名:Probosciger aterrimus)
ニューギニアを代表する大型のオウムのひとつで、黒い体に大きな冠羽、そして赤い頬が非常に特徴的です。
遠くからでもその独特なシルエットはよく目立ち、木の上に止まっている姿には圧倒的な存在感があります。
今回の遠征でも、ニューギニアに来たことを実感させてくれる印象的な出会いとなりました。

シロハラウミワシ(英名:White-bellied Sea Eagle、学名:Icthyophaga leucogaster)

ムジアナツバメ(英名:Uniform Swiftlet、学名:Aerodramus vanikorensis)

カンムリカッコウハヤブサ(英名:Pacific Baza、学名:Aviceda subcristata)

オナガテリカラスモドキ(英名:Metallic Starling、学名:Aplonis metallica)

バラムネミカドバト(英名:Zoe’s Imperial Pigeon、学名:Ducula zoeae)

キムネムクドリ(英名:Golden Myna、学名:Mino anais)

クロエリミカドバト(英名:Collared Imperial Pigeon、学名:Ducula mullerii)

ヒジリショウビン(英名:Sacred Kingfisher、学名:Todiramphus sanctus)

ブッポウソウ(英名:Oriental Dollarbird、学名:Eurystomus orientalis)
英名の「Dollarbird」は、飛翔時に見える翼の白い斑紋が銀貨のように見えることに由来するといわれています。
興味深いことに、パプアニューギニアでは自国通貨の「キナ」にちなんで、「Kina Bird」と呼ばれることもあるそうです。
こうした現地ならではの呼び名を知ることができるのも、実際にその土地を訪れる面白さのひとつです。

ウロコズクヨタカ(英名:Scaled Owlet-nightjar、学名:Aegotheles wallacii)
前回の記事でご紹介したヨコジマズクヨタカと同じ、ズクヨタカの仲間です。
大きな目と独特な表情を持つ夜行性の鳥で、ニューギニアでは複数種のズクヨタカが生息しています。
今回の遠征では種類の異なるズクヨタカを観察することができ、ニューギニアの鳥類の多様性を改めて感じました。

アルーラケットカワセミ(英名:Little Paradise-Kingfisher、学名:Tanysiptera hydrocharis)
長く伸びた尾羽が美しいParadise-Kingfisherの仲間です。
前回ご紹介したチャガシララケットカワセミとはまた異なる種類で、今回の遠征では複数種のParadise-Kingfisherを観察することができました。
極楽鳥だけでなく、こうした個性的なカワセミ類との出会いもニューギニアでのバードウォッチングの大きな魅力です。

ズグロモズガラス(英名:Hooded Butcherbird、学名:Cracticus cassicus)

サザナミガモ(英名:Salvadori’s Teal、学名:Salvadorina waigiuensis)
ニューギニア島だけに生息する固有種で、山地を流れる急流や高山の湖などに生息する非常にユニークなカモです。
一般的なカモが暮らす穏やかな湖や湿地とは異なり、流れの速い河川にも適応しており、岩の多い渓流を泳ぐ姿を見ることができます。
ニューギニアというと極楽鳥や色鮮やかなインコ類が注目されがちですが、このように独特な環境へ進化・適応した水鳥が生息していることも、この島の鳥類の面白さのひとつです。

クロホオイチジクインコ(英名:Dusky-cheeked Fig-Parrot、学名:Nannopsittacus melanogenia)

パプアオオハナインコ(英名:Papuan Eclectus、学名:Eclectus polychloros)
オスは鮮やかな緑色、メスは赤色を基調とした羽色を持ち、雌雄でまったく異なる姿をしているのが特徴です。パプアニューギニアで大きめのインコが上空を飛んでいると本種であることが多かったです。

今回のオプショナルツアーでは、鳥を探すだけでなく、伝統的な暮らしが残る村にも宿泊させていただきました。
電気などの設備も限られているため、夜はヘッドライトの明かりで夕食をいただきます。
そして食事を終えて外へ出ると、頭上には満天の星空が広がっていました。
鳥を探して森を歩く時間はもちろんですが、現地の方々と同じ場所で過ごし、その土地の暮らしや文化に触れる時間も、この旅で強く印象に残った体験のひとつです。
パプアニューギニアの魅力は、極楽鳥をはじめとする素晴らしい野生動物だけではありません。
多様な文化や暮らし、そしてそこで生活する人々との出会いも、この国を旅する大きな魅力だと感じました。




以上、4回にわたってお届けした「パプアニューギニア バードエクスペディション|世にも不思議な極楽鳥とニワシドリたち ツアーレポート」は、今回で完結となります。
今回のツアーでは、極楽鳥やニワシドリをはじめ、個性豊かなニューギニアの鳥たち、合計224種を観察することができました。
鳥たちとの素晴らしい出会いはもちろん、ニューギニアの雄大な自然や、そこで暮らす人々の文化に触れることができ、非常に充実した旅となりました。
ご参加いただいた皆様、そして現地で私たちの旅を支えてくださったガイドや村の方々をはじめ、今回のツアーに携わっていただいたすべての皆様に、心より感謝いたします。
ありがとうございました!
来年度もパプアニューギニア・バードエクスペディションを開催予定!
そしてWildHerpingでは、来年度もパプアニューギニアで極楽鳥を観察するバードエクスペディションを開催予定です。
今回の経験や現地で得た情報を活かし、さらに充実したツアーを目指します。
このツアーで目指すのは、単純に極楽鳥の種類数を増やすことだけではありません。
アカカザリフウチョウ、アオフウチョウ、フキナガシフウチョウ、ジュウニセンフウチョウなど、それぞれまったく異なる姿や生態を持つ極楽鳥たちを、実際の生息環境の中でじっくり観察すること。
そして可能な限り、鳴き声や求愛ディスプレイなど、その鳥ならではの行動を観察することを大切にしています。
また、極楽鳥だけではなく、ニワシドリやパプアニューギニア固有の野鳥なども幅広く探索します。
「いつか野生の極楽鳥を見てみたい」
そんな方にとって、パプアニューギニアは一度は訪れてほしい場所です。
来年度のパプアニューギニア・バードエクスペディションにご興味のある方は、ぜひツアー詳細をご覧ください。
▶ 来年度 パプアニューギニア・極楽鳥バードエクスペディションの詳細はこちら
少人数での開催を予定しているため、参加をご検討の方はお早めにお問い合わせください。


