野生動物ログ

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サキシマキノボリトカゲの手

10月の夜の沢で、出会った生まれたばかりであろうサイズのサキシマキノボリトカゲ。雨の降るなか、小さな葉の上でしっかりと葉を掴んで寝ていました。昼行性のトカゲは、夜に観察しやすくなる種類がいますが、このキノボリトカゲも例に漏れず夜は代謝が落ちて、肌の色が明るくなりライトの光を反射するのでよく目につきます。
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青いヤマカガシを探して四国へ 2021年10月

アオカガシと呼ばれるヘビを探しに行った際の記録です
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ミツヅコノハガエル

この日観察したコノハガエルの中で一番大きな種。同じエリアでありながらも好む環境が全く違いこの種は水場のないジャングルの真ん中に岩場で見つけました。かなり大きく全長は25cmほどありました。同行していた現地の友人も初めてみるサイズとのことで大興奮の出会いとなりました。
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ヤシガニ

ヤシガニは、日本では沖縄周辺に広く生息していますがおそらく一番見やすいのは与那国島なのではないかと思います。この日は、さらに条件が良かったのか一晩で20個体ほどに出会い車で避けるのが大変なほどでした。世界最大の陸上に住む甲殻類らしく、その迫力は圧倒的です。マクロで撮影する際は襲ってくるので注意が必要です。
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与那国島 2022年10月

与那国島で観察した生き物たちのご紹介です
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カエルの恋の駆け引き

夜のジャングルで出会ったカエル2匹の恋の駆け引きの様子です。この日は、夕方に大雨が降りカエルの観察日和で一晩で10種ほど観察できました。カエルの観察で面白いのは、その駆け引きだと思います。世界で一番孤独な生き物とも言われるヘビたちは、繁殖行動以外で同種が関わっている場面に遭遇するのは中々ありませんが、カエルは鳴き交わしや喧嘩など必死に集団している姿がハーピングでも最も楽しい瞬間の一つです。
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ホオグロヤモリ

シンガポールは、大きくない国土の中に近代的な都市が広がる一方で少し移動すれば雄大な自然が共存する非常に不思議な場所です。このホオグロヤモリも人が何百人と行き交う大きな公園の公衆トイレの壁に張り付いていました。背景に映る建物たちがシンガポールらしさを強調してくれ、あの瞬間の蒸し暑く一日中の散策で疲れ果てた夕方の気持ちを思い起こしてくれます。
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ヘビのルアーリング

ヘビは時に、ルアーリングと呼ばれる狩をすることで知られています。こちらのサバピットバイパーも、ルアーリングの名手として有名で、尻尾の先が赤くなっているのが観察できます。この尾を巧みに動かし、緑色の体は自然に擬態させまるで、ミミズが地面を張っているかのように見せつけるのです。この尾を見て近くまでやってきたカエルや鳥などを一気に仕留め、丸呑みする。そんな生き方をしている美しいヘビに出会えました。
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パラダイストビヘビ

歩いていると、公園内の案内板の屋根の隙間から動くものを発見。トビヘビ:Paradise tree snakeがヤモリを捕まえた瞬間でした。わずかな毒を持っているため、ヤモリは初め抵抗していたもののしばらくすると動かなくなりその隙に一気に飲み込んでいきました。人生初のトビヘビの仲間との出会いは衝撃的な出会いで鮮明に覚えています。屋根の隙間からの撮影が難しく、真下から見上げるようにして撮影した写真です。
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ヤエヤマオオコウモリ

トカゲを探して地面を見ながら歩いていると、足元にフルーツが落ちてきました。明らかに食べかけのフルーツだったので、音のする方を必死に探すと犯人はこのヤエヤマオオコウモリでした。お昼過ぎの時間帯でしたが、夜行性傾向のあるコウモリも普通に観察できました。この木には、実が100個以上なっていたためかどれもフルーツを2、3口食べて捨てることを繰り返しとてもグルメな動物であることを見せつけられました。英語では、空飛ぶキツネです。