今回は、前回に引き続きチベット高原で観察した生き物たち(鳥編)になります。
チベット高原で観察した鳥たち
■ チベットヤマウズラ (英名:Tibetan Partridge、学名:Perdix hodgsoniae) 雪の上で丸まった姿は岩そのもので、遠くから見つけるのは困難ですが、数は多く様々な場所で観察できました。

■ シロミミキジ (英名:White Eared Pheasant、学名:Crossoptilon crossoptilon) 夕方、山の麓で40羽ほどの群れに出会いました。雪のない山肌では、その白さが美しく映えていました。

■ オオノスリ (英名:Upland Buzzard、学名:Buteo hemilasius) 至る所で観察でき、中にはナキウサギを捕食する個体もいました。

■ ユキバト (英名:Snow Pigeon、学名:Columba leuconota) 一見カワラバトに似ていますが、模様が独特です。雪景色の中を群れで舞う姿は圧巻でした。

■ ヒゲワシ (英名:Bearded Vulture / Lammergeier、学名:Gypaetus barbatus) 動物の骨を主食とし、豊かな生態系がある場所でしか生きられない鳥。現地では寿命が非常に長いため、崇拝の対象とされています。

■ ヒマラヤノスリ (英名:Himalayan Buzzard、学名:Buteo burmanicus) ノスリの亜種とされることもあり、分類学上は非常に繊細な位置づけのようです。

■ シロチャハゲワシ (英名:Eurasian Griffon Vulture、学名:Gyps fulvus) ブルーシープの死骸を群れで漁っている場面に遭遇しました。

■ インドガン (英名:Bar-headed Goose、学名:Anser indicus) 真冬の、何もなくなった畑で多く観察されました。

■ スズメ (英名:Eurasian Tree Sparrow、学名:Passer montanus) これほどの極寒の地でもたくましく生活していることに驚かされます。

■ クロズル (英名:Common Crane、学名:Grus grus) 通常は南へ渡りますが、冬の間も渡らずに留まった個体を観察できました。

■ チョウゲンボウ (英名:Eurasian Kestrel、学名:Falco tinnunculus) 電線に止まっている姿を観察しました。

■ コベニマシコ (英名:Pink-rumped Rosefinch、学名:Carpodacus waltoni) お寺の前でその美しい姿を見ることができました。

■ チャノミミユキスズメ (英名:Rufous-necked Snowfinch、学名:Pyrgilauda ruficollis) 厳しいチベットの冬を象徴する、高地適応したスズメの仲間です。

■ マミジロマシコ(英名:Himalayan White-browed Rosefinch、学名:Carpodacus thura) 渓谷のわずかな水たまりで観察することができました。

■ ヒメチョウゲンボウ (英名:Lesser Kestrel、学名:Falco naumanni) チベットスナギツネを追っている最中、電線に止まっているのを発見しました。

■ シロビタイジョウビタキ (英名:White-winged Redstart、学名:Phoenicurus erythrogaster) 標高5,000mを超える、人間が歩くのもやっとの過酷な場所で力強く生きていました。

■ キバシガラス (英名:Yellow-billed Chough、学名:Pyrrhocorax graculus) 鮮やかな黄色い嘴が特徴的な、高山の空を舞うカラスです。

■ ベニハシガラス (英名:Red-billed Chough、学名:Pyrrhocorax pyrrhocorax) こちらは対照的に、赤い嘴を持つカラスです。

生き物の気配が消えそうな極限のチベット高原ですが、空を見上げればこれほど多様な命が躍動していました。厳しい環境だからこそ、彼らの色彩や一挙手一投足がより神々しく感じられます。

