新種ヤンバルトカゲモドキ(Goniurosaurus nebulozonatus)。クロイワトカゲモドキとの違いなど。

今回は、新種ヤンバルトカゲモドキ(英名:Yambaru ground gecko, 学名:Goniurosausus nebulozonatus)を観察してきました。以前にも観察をしたことがあったものの当時はクロイワトカゲモドキ(英名:Japanese ground gecko,学名:Goniurosausus kuroiwae)として記載されていたため、改めてその違いなどに注目してみました。

ヤンバルトカゲモドキ(英名:Yambaru ground gecko, 学名:Goniurosausus nebulozonatus)

最初に現れてくれた個体。ヤンバルトカゲモドキの特徴は、背中の縦筋が最後まで続かず途切れていることが多いとのこと。背中の模様が途中で途切れるというより、背中の筋がほとんどない個体でした。

クロイワトカゲモドキ(英名:Japanese ground gecko,学名:Goniurosausus kuroiwae)

以前、観察した沖縄南部に生息するクロイワトカゲモドキ(英名:Japanese ground gecko,学名:Goniurosausus kuroiwae)と比べると違いは一目瞭然でした。オレンジ色の鮮やかな一本線が背中に通っています。

ヤンバルトカゲモドキ(英名:Yambaru ground gecko, 学名:Goniurosausus nebulozonatus)

また、別の個体にも遭遇しました。初め、何かを食べているのかと思いきや頭の上から何かを落とされたよう。おそらくコウモリなんかのフンでしょうか。。。自然界は厳しいものです。

ヤンバルトカゲモドキ(英名:Yambaru ground gecko, 学名:Goniurosausus nebulozonatus)
ヤンバルトカゲモドキ(英名:Yambaru ground gecko, 学名:Goniurosausus nebulozonatus)

お腹も大きく卵を持っている可能性もあったため、写真を撮らせてもらいすぐに撤退。ヤンバルの厳しい自然で生き抜くヤンバルトカゲモドキたちの生活を垣間見ることができました。

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