今回は、1月前半に行ってまいりましたパナマ・バードウオッチングエクスペディションレポートその①です。
到着してまず向かったのは、パナマの西側に広がる高原地帯です。標高およそ700mのこの地域では、パナマの中でも観察難易度の高い種を狙うことができます。
観察のメインとなるのは、チャカザリハチドリ(英名:Rufous-crested Coquette、学名:Lophornis delattrei)です。フィーダーにはほとんどやって来ないため、テリトリーを巡回するオスを探して森の中を歩きます。運が良いと、花の蜜を吸いに現れる瞬間を観察できることもありました。

また、キバシミドリチュウハシ(英名:Northern Emerald Toucanet、学名:Aulacorhynchus prasinus)も、この地域では比較的観察しやすい鳥の一つです。木の実やフルーツを主食としますが、時にはハチドリなどの小鳥を捕食することも知られています。毎日ほぼ決まったエリアで夜を過ごすため、夕方にねぐらを探しに向かいました。

さらに、シラガフタオタイランチョウ(英名:Long-tailed Tyrant、学名:Colonia colonus)も観察しました。つがい相手のいるオスは尾羽が長く、相手のいないオスは尾が短いという特徴があり、外見だけで“モテ度”が分かってしまう、非常に興味深い鳥です。

彼女アリ

彼女ナシ
このほか、ムナグロキヌバネドリ(英名:Collared Trogon、学名:Trogon collaris)も観察しました。この周辺の個体群は、他地域の同種と比べて腹部の色合いがややオレンジがかっており、非常に美しいことで知られています。

また、世界最小のハチクイモドキとして知られる、コハチクイモドキ(英名:Tody Motmot、学名:Hylomanes momotula)も欠かせません。体型こそ一般的なハチクイモドキとは異なりますが、尾を振る独特の動きは、まさにハチクイモドキそのものです。

スピッツコノハズク(英名:Tropical Screech Owl、学名:Megascops choliba)は、つがいで並ぶようにして昼間の休息をとっていました。互いに寄り添いながら、しきりに羽毛を整える様子が観察され、その穏やかで親密な姿が非常に印象的でした。

そのほかにも、フウキンチョウの仲間をはじめとする多くの鳥類を観察することができ、非常に充実した高原でのバードウォッチングとなりました。

































