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野生のレオパ3種類を探す(ヒョウモントカゲモドキ、オバケトカゲモドキ、トルクメニスタントカゲモドキ)

2025 6/05
ハーピング
2025年6月3日2025年6月5日
Wataru HIMENO

今回は、世界中で爬虫類ファンを魅了し、最も愛されている爬虫類のひとつである「レオパ」ことヒョウモントカゲモドキ(英名:Eastern leopard gecko、学名:Eublepharis macularius)を含むトカゲモドキ3種類を、原産地の一つであるイランにて探してきました。

イランでは、水が極端に限られた砂漠地帯に生息しており、餌となるバッタなどの昆虫類はもちろん、トカゲモドキ自体の生息密度も非常に低いです。また、過去には飼育目的で乱獲されたこともあり、野生での姿を見るのはかなり困難です。

今回はイラン国内で約2週間、7,000kmを移動しながら、同国に生息する3種のEublepharis属のトカゲモドキを探しました。その様子をレポートとしてシェアします。

イランの国旗

①ヒョウモントカゲモドキ(英名:Eastern leopard gecko,学名:Eublepharis macularius)

ヒョウモントカゲモドキはイラン東部に分布します。
5月の春先、生息地の日中温度計の数字は50度を超えていましたが、湿度は常に10%以下。汗は全く出ませんが、リップクリームがないと会話もままならないほど唇が乾燥する

湿度です。

夕方、ポイントへ移動し、日が暮れるのを待ってハーピング(爬虫類・両生類探し)に出発。

まず驚いたのは、生息環境の地面。飼育下で使われるような細かい砂ではなく、大きな粒の礫(れき)状の床材でした。触ってみると、泥が乾燥して固まったもので、軽くて崩れやすいものでした。

砂利は泥でできています

周囲には隠れるための植物もほとんどなく、日中は大きな岩陰に潜んでいると推測されます。

また、一部はワジ(雨季にだけ水が流れる涸れ川)のようになっており、雨はまとまって降ることがわかります。

真ん中を通るワジ
岩場。ここで日中は過ごしていると思われます。

歩き始めると、バッタ、クモ、カマキリ、小さなムカデなどが見られ、意外と餌となる生物は多そうな印象です。また、食べられそうなサイズの小さめのヤモリも観察できました。

餌になりそうなカマキリ
Keeled rock gecko(Cyrtopodion scabrum)もエサとなりそうなサイズ感です。

夜12時時点の気温は24.9度。昼夜の温度差には驚きましたが、昼に岩の隙間に手を入れるとひんやりと、そしてしっとりとしていたため、日陰では日中でも涼しいのかもしれません。

岩の割れ目はひんやりしています。

ところどころに小さな植物も見られ、完全な乾燥地ではなく、地面の中にはわずかに水分があるようです。

この地域の気温データによれば、最も暑い7月の平均最高気温は31度、最低気温は21度。最も寒い1月には、最高7度、最低0度まで下がるとのこと。かなり過酷な環境ですが、大きな岩陰などに身を隠して冬眠する場所は豊富にあり、内部は比較的安定した環境になっていると思われます。

野生のヒョウモントカゲモドキ

②トルクメニスタントカゲモドキ(英名:Turkmenistan leopard gecko,学名:Eublepharis turcmenicus)。

この種はイラン北東部に分布しています。今回はトルクメニスタンとの国境付近の砂漠地帯で捜索を行いました。

訪れた生息地

日中の温度計は30度、夜は18度程度。前述のヒョウモントカゲモドキの生息地とは打って変わって、曇り空で涼しい印象です。湿度計は25%付近を示し、小さな植物も多く見られました。

またこの日は風が強く体感温度は15度ほど。全員が長袖ジャケットを羽織ってのハーピングでした。地元の方によると、これくらいの気温でも普通に活動しているとのこと。意外と寒い温度で活動しているのだなという印象です。

日が暮れてからポイントに到着し、捜索を開始。周辺からは、虫の鳴き声も聞こえ、イランに来て初めて虫の鳴き声を聞きました。

地面にはヒョウモントカゲモドキの時ほどではないものの、大きな礫が転がっています。地形は傾斜が大きく、山間部に生息していることがわかります。

餌にはぴったりの昆虫はたくさん観察できました

気温のデータによると、最も暑い7月で最高35度、最低23度。最も寒い1月で最高14度、最低1度まで下がるとのこと。

今回は、同行者の1人が一瞬だけ姿を確認できたものの、撮影には至りませんでした。次回に期待です。

山の斜面を歩きながら探します。なかなか見つからず、必死になって探していたため携帯の写真ばかりとなってしまいました。

③オバケトカゲモドキ(英名:Iranian leopard gecko,学名:Eublepharis angramainyu)

オバケトカゲモドキはイラン西部に分布しており、今回はイラク国境沿いで観察を行いました。前述2種に比べ、条件さえ揃えば観察しやすいため、1種のみを狙うなら最もおすすめです。

石灰岩でできた地層と同地域に生息するクモダマシクサリヘビ(Spider-tailed horned viper、Pseudocerastes urarachnoides)

日中の温度計は48度を超え、夜は25度程度。湿度は常に10%以下。周辺は石灰岩を中心とした礫砂漠で、白っぽい地面が強く照り返し、最も暑く感じられました。

乾燥しているため、洗濯物は絞らずとも数時間で乾くほど。直射日光が肌に当たるとジリジリと焼けるようでした。標高が高く、太陽が近く感じます。

夜になるとハーピングを開始。オバケトカゲモドキは、道路沿いの砂利道で多く観察されました。周辺にはトビバッタの仲間やヒヨケムシなどが多く、目の前での捕食シーンも見られました。

観察できた4匹中3匹が再生尾ではなく完全尾だったのも印象的でした。

再生尾の個体

気象データによれば、7月の平均最高気温は37度、最低23度。1月の最高9度、最低1度。ただし、実際には−10度まで下がり、雪も積もることがあるとのことで、今回訪れた3ヶ所の中で暑さ、寒さ共に最も過酷な環境だと感じました。

トビバッタを食べる

天敵

また、今回夜間の観察にあたりレオパの天敵となっているだろう生き物にもたくさん遭遇しました。ジャッカル、キツネ、ハリネズミ、ヤマアラシ、ヘビ、フクロウなど飼育下ではレオパたちは一生出会うことのない生き物たちにも出会いました。

オオミミハリネズミ(英名:Brown headgehog、学名:Hemiechinus auritus)
Turkmenian fox (Vulpes vulpes flavescens)

まとめ

以上、イランで探した3種類のレオパの生息環境の紹介でした。他にも書きたいことは山ほどありますが、本にできるほどの分量になるので、今回はこのあたりで。ご質問などありましたら、ぜひコメント欄でお知らせください。

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