
今回は、世界カエルの日(World Frog Day)のご紹介です。
この日は、毎年3月20日に設定されており、カエルをはじめとする両生類の保護を考えるきっかけとして世界的に知られています。
ではなぜ、両生類の保護は大切なのでしょうか?
両生類が絶滅の危機に追いやられる訳
カエルをはじめとする両生類は
・卵に殻がないため水場での繁殖が必要
・大人になってから肺呼吸を始めるため、他の生物に比べ肺の機能が弱く皮膚呼吸に大きく頼っており、皮膚呼吸をするためには皮膚が湿っている必要がある。
・体が小さく、鳥のように空を飛べる種がいない
以上の理由から、移動能力が低いため世界でもこの森だけ、湖だけなど非常に限られた地域にのみ生息する固有種も少なくありません。さらに拍車をかけているのは、近年の気候変動、ペット目的の乱獲などにより、大きな移動ができない彼らは絶滅を余儀なくされる例が後をたたず、両生類は世界でも最も絶滅の危機に瀕しているグループの生き物だからです。

ウーパールーパーの例
以前、野生のウーパールーパー(メキシコサラマンダー、英名;Mexico salamander、学名;Ambystoma mexicanum)を探しに行った際すでに絶滅していました。原因は、ウーパールーパーは世界で一つの湖にしか生息していないにも関わらず、その湖の環境が変化してしまったためです。身近な環境問題を考えることも両生類を守るきっかけになります。

両生類を守るために私たちができること
①違法なルートで入手された生き物を購入しない 需要があるからこそ、密猟は絶えません。本物のカエル好きなら手を出してはいけません。
②環境問題を考える 先日、野生のウーパールーパーを探しに行った際すでに絶滅していました。原因は、ウーパールーパーは世界で一つの湖にしか生息していないにも関わらず、その湖の環境が変化してしまったためです。身近な環境問題を考えることも両生類を守るきっかけになります。
③ハーピングに出かける 例えば、世界である民家の裏庭にのみ生息するカエルがいたとしても民家の住民の方にとっては、収入を得るためカエルの生息地を切り開きバナナ農園を作る方が大切かもしれません。しかし、我々がハーピングのために訪れ入場料を払うことができればそのカエルの生息地は守られることになります。また、その価値を直接伝えることもできます。

まとめ
両生類は、地球の健康を映す**「環境のバロメーター」**とも言われています。
今日という日をきっかけに、少しだけ自然の声に耳を澄ませてみませんか?
あなたにとって、カエルたちと地球の未来を考える新たな一歩になりますように。
あなたが考える「両生類を守るためにできること」も、ぜひコメントで教えてください!