
エクアドルのアマゾンでグリーンアナコンダに出会った
グリーンアナコンダ(英名: Green anaconda、学名:Eunectes murinus )は、言わずと知れた世界最大のヘビです。長さこそアミメニシキヘビに劣りますが、有名な映画の影響もあって、世界で最も有名なヘビの一つです。
しかし、実際にアマゾン熱帯雨林でアナコンダに出会うのは簡単ではありません。本記事が、実際に探しに行かれる方の参考になれば幸いです。

特徴① 水辺を好む移動習性
アナコンダはその大きな体のため、陸上での移動をあまり好みません。自然界では、川、湿地、水たまりなどの水場を泳ぎながら移動することが多いとされています。
アマゾンと一口に言っても、様々な環境が存在します。川辺だけでなく、木々が密生したジャングルの中に水たまりがあれば、そこにも生息している可能性があります。

特徴② 哺乳類の多い場所で待ち伏せ
アナコンダは、特に大型の個体ほど哺乳類を好んで食べる傾向があります。そのため、哺乳類が訪れる場所で待ち伏せしていることが多いのです。
今回観察した個体も、クレイリックと呼ばれるミネラルが多く産出する地層が剥き出しになったポイントのすぐ裏手に潜んでいました。おそらく、この個体もクレイリックに集まる哺乳類を狙って待ち伏せしていたのでしょう。
特徴③ 巧妙なカモフラージュと待ち伏せ戦略
アナコンダの体には、不規則に並んだ水玉模様が目立ちます。陸上ではその模様が美しく映えますが、落ち葉が堆積した川底では見事にカモフラージュされていました。
また、目と鼻が顔の上部についているため、水中では目と鼻だけを水面に出し、長時間待ち伏せすることができます。このような環境では、アナコンダに出会う可能性が高まります。

まとめ
野生のアナコンダを観察するのは決して簡単ではありません。しかし、適切な準備をすれば、その可能性を高めることは十分に可能です。
アマゾンのジャングルで出会う美しいアナコンダは、一生の思い出になるでしょう。ぜひ、アマゾンへ訪れる際には、探してみてください!
