今回は、イランはザクロス山脈で「イランのレオパ」ことダイオウトカゲモドキ(英名:Iranian Leopard gecko、学名:Eublepharis angramainyu)を探してきました。イランハーピング、レオパ編です!
今回、向かったのはイラン・ザクロス山脈南部です。
レオパは、夜行性で岩の多い乾燥した草地に生息する地上性のトカゲですのでお昼のうちにロケハンを行います。
現地の友人に連れられた場所の中で一番理想とする生息地です。このエリアで放牧を行う地元の方に話を聞いたところ、何度もレオパを見たことがあると。期待が持てます。
石灰質の岩場に膝丈ほどの草が広がります。上の写真の左側は深さ10mほどの渓谷になっており今回はこの渓谷を中心に探すことにしました。
日が暮れ、早速捜索開始です。
砂漠での生き物探しで最も辛いのはトゲのある植物たちです。ズボンを突き破って足は傷だらけになりながらのハーピングです。
最初に現れたのは、小さなサソリの仲間。
レオパは、野生ではこのようなものを食べているのかと思うとワクワクします。
また、小さなクモもたくさん観察できました。
この日は、快晴。夜の気温が放射熱で下がってしまったため、夜8時の時点で10度ほど。お昼の気温は30度を超す気温でしたが、生き物の活動は活発ではないようでした。
その中でも、最初に現れたのは葉っぱのような指が特徴のヤモリ・Werner’s leaf-toed Gecko(学名:Asaccus elisae)です。
他にも、石灰岩の崖に張り付くロブスタンナキヤモリ(英名:Heyden’s gecko、学名:Hemidactylus robustus)も現れました。
その他、地面の上で寝るヒバリの仲間。
ミドリヒキガエル(英名:European green toad、学名:Bufotes viridis)なども観察しましたがダイオウトカゲモドキ(英名:Iranian Leopard gecko、学名:Eublepharis angramainyu)は現れませんでした。
野生のレオパに出会うことはできまえんでしたが、爬虫類を好きになるきっかけを与えてくれた野生のレオパの生息地を訪れることができ最高の経験になりました。
帰りに飲んだ、謎のビタミンドリンクの甘酸っぱさが沁みます!いつかまたチャレンジしたいと思います。
まとめ
野生のレオパについて今回学んだこと
・夜の気温はかなり下がる場所で生活している。
・想像以上の過酷な石灰質の岩場で生活している。
・クモやサソリなどの節足動物の他に、自分より小さなヤモリなんかも食べているのではないかと考えられます。
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