撮影地:マレーシア サバ州
ヘビは時に、ルアーリング(Luring)と呼ばれる狩をすることで知られています。ルアーリングとは、尻尾の先を巧みに動かしカエルや鳥などのヘビの餌となる生き物たちにミミズなどの餌があると勘違いさせて射程圏内まで誘い込み近くまでやってきたところを仕留めて捕食するという捕食方法です。
こちらのサバピットバイパー(英名:Sabah pit viper、学名:Trimeresurus sabahi )も、ルアーリングの名手として有名で、尻尾の先が赤くなっているのが観察できます。この尾を巧みに動かし、緑色の体は自然に擬態させまるで、ミミズが地面を張っているかのように見せつけるのです。この尾を見て近くまでやってきたカエルや鳥などを一気に仕留め、丸呑みする。そんな生き方をしている美しいヘビに出会えました。
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