石垣島でハーピングをする際に一番よく見かけるヘビの一つサキシママダラ(英名:Sakishima-babded Snake、学名:Lycodon rufozonatus walli)。今回は、道端で車に轢かれたであろうサキシマヌマガエル(英名:Sakishima rice frog、学名:Fejervarya sakishimensis)を捕食している姿に出会いました。
ヘビは基本的に獲物を丸呑みをしますが、この餌となったカエルはヘビの口に入る前から体が破裂していましたので、車に轢かれてしまったロードキルにニオイを嗅ぎつけたサキシママダラが捕食していたのでは無いかと思われます。
カエルのロードキルは、その匂いからこういったヘビや、西表島などではカエルなどの両生類を食べるのが好きなイリオモテヤマネコ(英名:Iriomote cat、学名:Mayailurus iriomotensis)なども道路におびき寄せてしまい、さらなるロードキルを生んでしまう原因となっているようです。
カエルは、多い時は道路を埋め尽くすほど道に出てきている時もあるため車を運転する方にとっては避けがたい時もあります。しかし、カエルのロードキルはさらなる生き物のロードキルを生む原因になったり、カエルも道にたくさん出てきている時期は繁殖のためにとても大事な季節だったりします。いつもとは違う道を通ったり、突然生き物が飛び出てきても避けられるスピードで運転するなどして気をつけたいものです。
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