ヘビの探し方7選|ハーピングで成功率を上げるコツ

ハーピング中、ヘビとの遭遇はもっともエキサイティングな瞬間の一つです。せっかく探しに行くなら、高い確率で見つけられるようになるとその喜びも倍増します。今回は、私が実践している「ヘビを探す7つのコツ」をご紹介します。

シンガポールで観察したヨロイハブ(英名;Wagler’s pit viper、学名;Tropidolaemus wagleri

1. 目的の種が好む餌を調べる

カエルを食べるヘビはカエルが多い場所に、ヘビを食べるヘビはヘビの多い場所に生息しています。目的の種が何を食べるのかを調べることで、探しやすくなります。

2. 夜に出かける

夜の森では、ヘッドライトの光がヘビの鱗や目に反射し見つけやすくなります。暗闇の中では人間の感覚が研ぎ澄まされるため、日中には見つけられなかった場所でも発見のチャンスが増えます。

 

 

 

マムシ(Gloydius blomhoffii)

 

3. 午前中に出かける

寒暖差の大きい春や秋には、午前中に日光浴をしているヘビを見つけることができます。コンクリートや石の上をチェックしましょう。

4. 日没直後に出かける

日没直後は、温まったコンクリートや道路に出てくるヘビを観察するゴールデンタイムです。日中に火が照った後の時間帯を狙いましょう。

5. 大人数で行く

複数人で行くことで目の数が増え、見逃しが減ります。また、不審者扱いされるリスクも軽減できます。

6. 目的の種が活動する時間帯を調べる

目的の種の行動パターンを論文や観察記録で調べ、その種が活発に動く時間帯に訪れると見つけやすくなります。

7. 森の中はゆっくり歩く

歩くスピードを落とすことで視野を広く保ち、見逃しを減らせます。樹上性のヘビの場合は、木の上もよく観察しましょう。

 

カンムリヘビ(英名;Royal snake、学名;Spalerosophis diadema)

 

まとめ

 

7つご説明させていただきましたが、海外でも「Snakes are unpredictable:ヘビは予測不可能」と言われるほど、ヘビは気まぐれな動物の一つとして有名です。条件が全て整っても全く見れないこともありますし、今日は全然ダメだなと思って一応出てみると沢山見れたりします。一番のコツは、足繁く通うことかもしれません。スネークフックを持って今日もお出かけしましょう!

 

© 2024 Wataru Himeno. All rights reserved.

 

コメント