より良いハーピングのため、両生類・爬虫類を知る③

トカゲがいそうな穴を確認するのも作戦の一つです

より多くの爬虫類・両生類に出会うために:行動パターンからのヒント

爬虫類・両生類の生活を知ることは、さまざまな環境で両生類や爬虫類に出会う可能性を高めます。フィールドでこの知識を適用するための実践的な方法を紹介いたします。

 水源を探す

水源は多様な種の生活の中心地であり、繁殖地、隠れ家、餌などを求めてやってきます。特に乾燥した気候や夏の乾燥や高温時には、水分と獲物を求める爬虫類や両生類を引き寄せます。池や湖、小川、川の周辺、周辺の植生も含め、水域の端を注意深く調べることが非常に有効です。雨はしばしば爬虫類・両生類の活動を刺激し、春の水溜りやその他の水域での交尾や繁殖の様子を観察する機会を与えてくれます。

カメのバスキングスポット

バスキングスポットを探す

バスキングスポットは、爬虫類が太陽から直接熱を吸収する場所であり、体温を調節するために重要です。トカゲは岩、木、丸太などで日光浴をし、水棲カメは水辺の岩や丸太で日光浴をします。ヘビはよく、動物の巣穴の口、岩の岸壁、倒木、低木などで日光浴をします。森林地帯では、倒木が日光を取り込む場所を作り出します。乾燥した地域では、夜になるとヘビやトカゲが地面より暖かい道路に出てくることがあります。

 狩場を調べる

爬虫類・両生類はお気に入りの狩場である「待ち伏せスポット」に潜んでおり、通りすがりの獲物を待ち伏せて襲います。灌木の下、丸太の上、木の根元、時には穴の入り口に隠れているものもあります。カエルやヒキガエルは、昆虫などの獲物が近づくまで動かずにじっとしています。これらの待ち伏せスポットを見つけるために、落ち葉や水辺を注意深く調べてください。

生息地の端を探索する

森林の切り替わる場所や、田んぼの端、池の端などの生息地の端は、移動経路や餌の待ち伏せ場所として機能します。河川の岸、小川、湖の岸は、爬虫類・両生類の繁殖地や水飲み場としても利用されます。森の端は隠れ家や日光浴スポットを提供し、倒木は狩りの場所になります。石壁、道路脇、電力線切り口などの人工的な場所も、爬虫類・両生類の活動の経路として機能する場合があります。

捕食者の避難所を利用する

捕食者の避難所は、休息や消化、繁殖のための安全な隠れ家となっています。岩、丸太、低木、ゴミの山などが隠れ場所として使われていることもあります。都市では、古い建物や廃棄物などの人工的な避難所もあり、爬虫類・両生類にとって重要な隠れ家の一つとなっていることも多いです。

避暑地を利用する

気温が上がりすぎた際などに利用される避暑地を利用し、爬虫類・両生類は体温を調整しています。岩山のヘビの巣穴などは、ヘビにとっては上がりすぎた体温をひんやりと下げてくれる大切な避暑地です。都市部では、段ボール屋根や車のフードなどの冷たい金属の物体が、ヘビやトカゲのための熱を吸収する避暑地としても機能することもあります。暑すぎるに日には、そのような場所を重点的に探すことで遭遇率を高めてくれると思います。

続く

より良いハーピングのため、両生類・爬虫類を知る④(準備中)

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