2023-12

観察レポート

ボルネオフォレストドラゴン:ボルネオハーピング

夜の森で林道に突き出す枝の上で寝ているところを発見しました。体の模様が非常に美しく思わず見惚れてしまいます。ボルネオ島の固有のアガマの仲間で、大きいものは全長25cmほどの個体も観察しました。地域によって体の模様や背中のゴツゴツの大きさなどが違うようで色々な地域の個体を観察したいものです。昼行性で樹上性のトカゲの仲間は、夜になると枝先でヘビなどの天敵が近寄りにくいところで寝るので意外と夜の観察がいいですね。
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サキシマハブの探し方:石垣島ハーピング

石垣島や西表島では比較的観察しやすい本種は、オレンジ色から灰色までカラーバリエーションに富み観察がとても楽しい種類です。こちらの個体は、私が今まで出会った中で最大の個体で大きさは1.1mを超えるであろうサイズでした。よく見ると、体の側面には怪我が治った後があります。厳しい自然界で大きく成長するまでに沢山の試練を乗り越えてきたのでしょう。
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アースカラーとは 動物観察に好まれるわけ

動物観察や野鳥観察ツアーなどで、アースカラーの服装でご参加くださいとの記載を見たことがある方も多いと思います。今回は、アースカラーとは、なぜアースカラーなのか考えてみました!
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サキシママダラ:石垣島ハーピング

石垣島でハーピングをする際に一番よく見かけるヘビの一つ。今回は、道端で車に轢かれたであろうサキシマヌマガエル(Sakishima rice frog:Fejervarya sakishimensis)のを捕食している姿に出会った。ヘビは基本的に獲物を丸呑みするが、この餌となったカエルはヘビの口に入る前から体が破裂していました。カエルのロードキルは、その匂いからこういったヘビや有名な例ではイリオモテヤマネコなども道路におびき寄せてしまい、さらなるロードキルを生んでしまう原因となっているようです。気をつけたいものです。
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ガラパゴスウミイグアナ:エクアドルハーピング

ガラパゴスにしか生息しないガラパゴスウミイグアナのご紹介です!海で餌を取ることができる唯一のトカゲとして知られ、エクアドル・ガラパゴス諸島にのみ生息する固有種です。ガラパゴスを象徴する生物の一つで、その特異な行動と海洋環境への適応能力で広く知られています。
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ヨナグニシュウダを探して:与那国島ハーピング

シュウダとは、台湾、ベトナム、中国などに生息する大型のナミヘビです。国内では、与那国島にのみ分布し、淡い色合いなどから与那国島の固有亜種であるヨナグニシュウダとされています。 日本国内に生息する最大級のヘビで、最大全長は240cmほどにもなるそうです。カエル、ネズミ、トカゲに加え他のヘビも好んで捕食することから、英明の「King ratsnake」と呼ばれるようになったそうです。このヘビに出会うために与那国島まで訪れ、その野生で生きる姿に出会えた感動は今も忘れられません。
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ボルネオ島で出会った野生のバイオリンムシ:ボルネオ野生動物

バイオリンムシ(Mormolyce phyllodes)は東南アジアの熱帯雨林に生息する珍しい昆虫です。その独特な形状と擬態、幼虫の生態について詳しく紹介します。
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オルナータミミナシアガマ:ボルネオハーピング

夜の観察で、地面から30cmほどの場所で寝ていました。昼行性のアガマの仲間は、夜天滝がきた際に気づきやすいように枝先や歯の上で寝ることが多く、夜行性ではありませんが夜の方が観察しやすくなります。耳の穴が、皮膚で覆われているためイヤーレス(耳なし)と呼ばれますが、皮膚の下には他のトカゲ同様に耳はあるそうです。鼻の先の突起がチャーミングポイントです。
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ボルネオコノハガエル:ボルネオハーピング

ボルネオ島の夜のジャングルの林床で、ヘッドライトを照らし目の反射が見えると大抵はこのカエル。非常に美しいが、観察は難しくなく1番で20匹を超える個体を観察できました、ライトを照らすと動きを止め完全に枯葉に擬態しています。擬態する生物好きにはたまらない美しさです。ボルネオ島の低地を中心に観察できます。
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サバピットバイパーの食事:ボルネオハーピング

ボルネオ島サバ州でのハーピングも終盤。メインターゲットの一つであるサバピットバーパー(英名:Sabah pit viper、学名:Trimeresurus sabahi)に出会えていないことに焦りを感じながら早朝より森の中を数時間歩き続けましたが、なかなか出会えませんでした。諦めて駐車場に戻る際に、小川を覗いてみると迫り出した木の上にいる所を発見しました。お腹にはおそらくカエルを食べたであろう形跡が確認できます。ボルネオ島の標高1000m~1150mにのみ生息する非常に貴重な種です。