ハーピング(両生類・爬虫類探し)の服装

今回は、ハーピングに出かける際にお勧めの服装について、お仕事でもハーピングをしている私のオススメをご紹介させていただきます。これを着れば生き物が見られるようになる訳ではありませんが、小さな工夫の繰り返しで生き物に出会える確率を上げることはできます。ぜひ参考にしてみてください!

初めに:色合いについて

野生動物を探しに行くとき全般に言えることですが、必ず自然界に存在する色合いの服装をご用意ください。明るい青色やピンク、赤など自然界で目立つ色を着ていると人間よりも感覚の鋭い動物たちから容易に目をつけられて警戒され、逃げられてしまうことがあります。せっかく、遥々生き物を探しに行くのでしたらその可能性を最大限にするため自然界に存在する色合い(迷彩、黒、カーキ、場所によっては砂色や白など)で全身を覆うようにするのがお勧めです。

また、ワンポイントでも水筒やリュックなども目立つ色合いだと遠くから動物たちに違和感を与えてしまいますので、少しでも動物をたくさん観察したい方は持ち物全ての色合いを意識してみてください。

詳しくは、こちらの記事もご覧ください

アースカラーとは 動物観察に好まれるわけ

それでは、早速私のオススメの服装たちです!

お勧めの服装

長袖シャツ

爬虫類・両生類はご存じのとおり変温動物ですので暖かい場所に多く生息しています。暑いので半袖でお出かけしたいですが、多くの蚊やヒルの餌食になってしまい、ハーピングに集中できませんので絶対に長袖がお勧めです。

湿度の高い場所でもすぐに乾くように速乾素材のものが好ましいです。

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長ズボン

ズボンも草などで足が擦れないために長ズボンが絶対にお勧めです。特に足は草木に引っかかってしまうことも多いので丈夫なミリタリーパンツがお勧めです。しかし、長期間の遠征で洗濯などもする際は、乾きやすいトレッキングパンツなども使いやすいです。私が大切にしているポイントは、ポケットです。

ハーピングは、時には地面に寝そべりながら撮影したり、木によじ登ってヘビを捕まえたりしますが、そんな時にポケットにチャックやボタンがついていると安心します。大事なスマホや予備のバッテリーを落とさないためにもチャックやボタンなどポケットからものが落ちないものがお勧めです。

帽子

日差し、虫除け、ヒルよけにもなりますので帽子は必須です。個人的には、キャップタイプのものを使用していますが、お勧めはハットタイプで顎紐のついているものです。この時も大事なのは、迷彩や黒色など動物から人間の顔や肌の色をなるべく隠せる色合いのものをお勧めします。

カッパ

いつ雨が降ってもいいようにリュックには必ず忍ばせてあります。体が濡れると無駄に体力を奪われてしまい、せっかくのチャンスで生き物を探すことに全力を出せなくなってしまいます。どんなに暑くても晴れていても、本気で生き物を探したい方はカッパを持っていってください。

どんなものでも大丈夫ですが、私はなるべく現地にゴミを出さないように使い捨てのプラスチックのものではなくマウンテンパーカーと呼ばれるタイプのものを利用しています。プラスチックタイプのものはシャカシャカと音がするため生き物に気づかれやすくなるというデメリットもあります。なるべく、使い捨てのプラスチックより長く使えてエコなものを持っていってみてください。

上着

標高の高い場所や砂漠に行く際は、夜の気温が急激に下がる場所もあります。事前に目的地の気温を調べ最低気温以下になっても対応できる服装を持っていきましょう。

ベストもしくは、蚊帳ジャケット

ポケットに予備のバッテリーやスネークバッグを入れておくことができるので、いつ何が出るかわからない野生動物探しには必須のアイテムです。蚊の多い地域に行く際は、ポケットのたくさんついた蚊帳ジャケットは非常に便利です。

まとめ

以上、ハーピングにオススメな服装編でした!

繰り返しになりますが、これを着れば生き物に出会える!というわけではありませんし、それを着なければ出会えないわけでもありません。しかし生き物たちに自然界で出会うには、小さな工夫の繰り返しでその確率を上げていくのが一番だと思っています。今まで気にしていなかった方も、服装を少しずつ工夫して、生き物たちに出会える可能性を上げていきましょう。

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