ヘビの探し方7選

ヘビに出会うことは、ハーピング中にもっとも盛り上がる瞬間の一つです。せっかく、探しに行くのであればなるべく高い確率で探せるようになると喜びも増します。

そこで、私なりのヘビの探し方を7つご紹介させていただきます。

シンガポールで観察したWagler’s pit viper

目的の種が好む餌を調べる

当たり前のことですが、カエルを食べるのが好きなカエルはカエルの多く生息する場所に。ヘビを食べるのが好きなヘビは、ヘビの多い場所に生息しています。なので、まずはヘビの好む餌を探していきましょう。必ず餌の多い場所に生息しています。

目的の種が活動する時間帯を調べる

ヘビと一口に言っても、夜行性や昼行性のものに加えて、季節によって活動時間帯が変わるもの、昼夜関係なくお腹が空いたら活動する種など、様々な時間帯で活動しています。

目的の種がいるのであれば、その種の行動パターンを論文などで読み漁ってみましょう。必ず行動パターンが見えてきます。そして、活動している時間帯に探すのであれば生息地の開けた場所で、活動していない時間帯に探すのであれば石、枯れ木、放置された資材などをひたすらにひっくり返したり、樹上性の種であれば木の上を探します。

森の中はゆっくり歩く

沢山歩いて多くのエリアをカバーした方が良いという意見もありますが、私はゆっくり歩く派です。人間の体力には限界がある中で、なるべく多くの生き物に出会うコツは見逃さないことだと思っています。

幅2mのハイキングコースを歩いているとすると、広大な森の中からその2mのうちに出てきてくれる可能性よりも、周囲2mずつ計6mの範囲を確認しながら進む方が経験上は見つけられるようになりました。もちろん、樹上性の種でほとんど地面に降りてこない場合などは見上げながら探すほかありません。樹上は、同じ木でも様々な角度から見ないといけないため、必然とゆっくりになってしまいます。

夜に出かける

生き物の75%は夜に活動していると言われるほど、人間が寝静まった後の森は賑わっています。夜になると、ヘッドライトの光が鱗や目に反射して探しやすくなります。また、人間の本能で感覚が研ぎ澄まされるようになるためか、日中だと絶対に見えなかったような場所にいるヘビが、なぜか見つけられることが多くなります。ヘビのことで頭がいっぱいで夜寝れない方は、一度夜の森へお出かけしてみてください。

午前中に出かける

四季のある場所であれば、春先や秋口など一日の寒暖差が大きくなる季節は、午前中に日光浴をして体温を上げているヘビが多くいます。コンクリートやブロックが隠れ家の近くにあるような場所を探してみてください。

日没直後に出かける

日没直後の時間帯は、コンクリートが日中の太陽光で温まったまま地面より温度が高くなることが多いため、ヘビが体温を温めに道路に出てくることがあります。日中に火がよく照り、コンクリートが暖かくなった日没直後はヘビを探すゴールデンタイムの一つです。

大人数で行く

動物を探す際は、目が多いに越したことはありません。沢山の人を連れて向かいましょう。一人で行くよりも不審者扱いされにくくもなります。

まとめ

7つご説明させていただきましたが、海外でも「Snakes are unpredictable:ヘビは予測不可能」と言われるほど、ヘビは気まぐれな動物の一つとして有名です。条件が全て整っても全く見れないこともあります。一番のコツは、足繁く通うことかもしれません。スネークフックを持って今日もお出かけしましょう!

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